ジャーナリストの鈴木エイトさんは2022年12月27日放送の「Arc Times 」The Newsに生出演し、今後は菅義偉、平井卓也、武田良太の3氏と旧統一協会との関係について解明していきたいと語った。
By Arc Times 編集部
菅義偉・元首相についてはいろいろ掴んでいる
-Q、今後、旧統一教会との関係を明らかにしたい政治家は?
「とりあえず、菅義偉さんという人。まあいろいろ掴んではいるが、(地元選挙区である)神奈川で何が起こってきたのか、もう一度歴史を遡って、彼が果たしてきた役割をちゃんと追ってみたい。こういう流れでこうなって、こうだったのではないか、という〝見立て〟はあるので、そこのピースを埋めていこうと考えている」
「(菅さんが駆け出し時代、神奈川選出の大物議員)小此木彦三郎さんの秘書を務めていた頃から、神奈川でいろいろあったのではないかという見立てをしている。」
-Q、安倍さんが持っていた統一教会との選挙協力の部分を菅さんが引き継いだ、という流れではなく、それとは無関係にもともと神奈川で菅さんの独自のルートがあったということか?
「そう。極端に言えば、統一教会とはある程度の距離を置いていた安倍さんと、統一協会との間を結んだ政界ルートの一つが菅さんだったのではないかな、という見立てもできる」
「菅さんが、(統一協会は)安倍案件だったと(内々に周囲に)言っているのは、亡くなった安倍さんに全部おっかぶせようとしているようにも見える。これまで統一教会との関係について菅さんはノーコメントを貫き、まともに答えたことがない。その中で『安倍案件だった』と菅さんが(周囲に)言ったというのはかなり重要で、僕の握っている情報とちょっと違うな、という点がいろいろ出てきているので、今後に期待してほしい」
平井卓也さんはキーマンの一人だったかもしれない
「他の政治家としては、武田良太さんも全然(統一協会がらみの報道が)出てこないし、平井卓也さんもすこし報道されたけど、いろんな役割を担ってきた人が、ある程度の大物が、もっといるので、そこをちゃんと追わないと全容は見えないし、本当にまずいことになると思う」
-Q、平井卓也さんと統一協会の関係は?
「統一教会と第一次安倍政権との関係性のなかで、いろいろな策動に関わっていた気配が見える。単純に教団を利用したり利用されたり、じゃなくて、統一協会と自民党政権のいろいろなやりとりの中のキーマンの一人で、策動自体に関わっていたんじゃないか、という見立てもできる。自民党ネットメディア局長もやっていたので」
– Q、平井卓也さんは、安倍批判の学生団体「SEALDs(シールズ)」に対抗して登場した安倍擁護の学生団体「ユナイト」の時に出てきた人ですね
「そう。大学生はSEALDsというイメージは間違いですと言って、なぜかユナイトをやたら推していた。ステマみたいなことをしていた」
武田良太さんは総務大臣だったことがポイント
-Q、武田良太さんは2017年、統一教会の幹部らが同行した国会議員の訪米団にも参加するなど、わりと大事なところに出てくるし、統一協会側から大事にされている印象がある)
「韓国で韓鶴子(ハンハクチャ)総裁から〝国家復帰〟指令(*)まで受けていますからね。彼は総務大臣をしていたことがポイントかなと思う。(テレビ局の免許を握っているので)なかなかメディアが突っ込みづらいという」
-Q、先日、寺田稔総務大臣を更迭する際、岸田首相が何度も「タケダ大臣」と言い間違えたので、武田良太氏も後任として検討されたのでは、と政界で話題になった。武田さんが後任の総務大臣になれなかったのは、エイトさんの指摘も効いていたのでは?)
「どうでしょうか。今のところコソコソとうまく隠れて、地元のテレビ局の取材なんかでも全部ノーコメントで通している」
*・・・〝国家復帰〟指令とは、自分の国に戻って統一協会をその国の宗教にするようミッションを与えられること
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